オリンピックの空手道種目沖縄開催を!【タイムス論壇】

オリンピックの空手道種目沖縄開催を!【タイムス論壇】


沖縄タイムス論壇(1月14日朝刊)
寄稿した記事が掲載されました。
テーマは、『オリンピック種目別開催も夢じゃない!』
空手道が夏季五輪の正式種目へ。
下記(全文)、ご確認ください。

 空手道が2,013年9月の国際オリンピック委員会(IOC)で正式競技として採用予定となった。順調に手続きが進めば2,020年の夏季五輪で実施協議入りという運びとなる。沖縄の伝統芸能である空手道が世界へ発信される事は平和を願う県民にとって大きな誇りだ。
 2,020年開催のオリンピックについては、東京都が立候補し最終選考の3都市に残っている。私はこのタイミングで提言してみたい。オリンピックの種目別開催については、立候補する都市(東京都)と事前に計画策定の段階から連携することが必要と明記されている。つまり、空手道種目における沖縄県開催の可能性があるというわけだ。
 様々な課題がある中で財政上の負担という懸念については、これまで開催されたシドニーオリンピックが低予算で大成功をおさめた実績があることから調査研究を進めれば解決策はあるだろう。
 昨年11月、フランスのパリで開催された世界選手権大会において日本代表として喜友名諒選手(沖縄国際大4年)が男子個人型で3位入賞を果たし、昨年12月の全日本空手道選手権大会では、全国制覇という快挙を成し遂げた。
 また、インターハイ沖縄大会で全国制覇した上村拓也選手など成長が著しい若い選手が数多くいる。2,020年までの7年間、計画を立てて努力すれば良い結果を導く事ができるはずである。
 空手道の源流は手(ティ)と呼ばれ、多くの流派の中でも那覇4町の『那覇手』、首里城下の『首里手』、泊村を中心とした『泊手』の三大手はすべて那覇にあることもあり、県都那覇市では、世界平和と人々の幸福に願いを込めて『空手・古武道のまち』宣言を決議したばかりだ。
 空手道発祥の地である沖縄でのオリンピック種目別開催が実現し、県出身選手が世界の祭典というフィールドでメダリストとして活躍する姿を見たいと思う県民は多いはずだ。空手道を正しく継承し、空手のメッカとして、その神髄を世界に発揮するには良いタイミングである。
 世界に誇る空手道の更なる普及に向けて空手道関係者をはじめ沖縄県や各市町村、各種団体が連携し力を合わせることは必要不可欠だろう。
 大きなロマンと交渉力の展開で夢は必ず実現すると信じている。


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